シトラスリボンと私

ペンネームレベルダウン

シトラスリボン(結び方)

コロナウィルスの影響で、私がいま利用している作業所でも、本来の売り上げに重要なアイテムである革細工や貝細工の販売が落ちています。他にも外部からの委託やリサイクルの仕事がありますが、全般的に仕事が少なくなっているような気がします。

そんな折に、館山市役所から突然依頼の仕事が入りました。内容は「シトラスリボンプロジェクト」という運動で使われているリボンの制作です。この運動のことは別のブログでも扱っていますが、コロナウィルスにかかった方や医療従事者への差別をなくすために、そうした偏見や差別を耳にした愛媛の有志が今年5月に始めたそうです。

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シトラスリボン・プロジェクト

シトラスリボンプロジェクト・イメージ

新型コロナウイルスの感染者や医療従事者への差別や偏見をなくす運動「シトラスリボンプロジェクト」に館山市が賛同し、象徴となるリボンを全職員が着用しています。

コロナ禍で生まれた差別、偏見を耳にした愛媛の有志が始めたプロジェクト。 愛媛特産の柑橘にちなみ、シトラス色のリボンや専用ロゴを身につけて、「ただいま」「おかえり」の気持ちを表す活動が広がっています。リボンやロゴで表現する3つの輪は、地域と家庭と職場(もしくは学校)です。 … 続きを読む

僕は駆け出しの「革職人」

ペンネームレベルダウン

こんにちは。「レベルダウン」です。就労継続B型作業所「なの花会」を利用するようになって、あと2か月ほどで2年になります。今日は私がこの作業所に来る前に個人的に作っていた作品を見てもらおうと思います。

以前、統合失調症を発症して入院していたとき、自分は男なのですが編み物をしてみたくなり、まず「かぎ針」「毛糸」「編み物」の本を買って、見よう見まねでやってみました。始めはうまくいかなかったのですが、そのうち何とかできるようになりました。 … 続きを読む

双極性障害と私②

ペンネームSora

海の向こうには富士山が見える、はず (北条海岸20/04)

(前回①からの続きです)
専門学校へ進学、そして就労Bへ
  専門学校では、介護福祉士を取得できる学科の夜間部へ転科した。1年次の春、学校にきていた求人に応募し、高齢者デイサービスで介護の仕事を始めた。初めての一人暮らしだったが、勉強も仕事もそれなりに楽しかった。しかし、毎朝7時に家を出て職場に行き、終わると夕方からは学校の授業を受け、夜10時過ぎに帰宅…そんな生活が長く続くはずもなかった。不眠や体重へのこだわりから食事が取れなくなり、だんだんと体調を崩し、ついには職場で倒れて1回目の精神科入院を経験することとなった。
「食べたくない」「リストカットしたい」「死にたい」…そんなみじめな思いを抱えたまま約2ヶ月間入院、その後も同じ精神科へ2回の入退院を繰り返した。 … 続きを読む

双極性障害と私①

ペンネームSora

館山北条海岸…遠くに見えるのは外国航路の貨物船、かな?(20/04)

まずは自己紹介

私は双極性障害の当事者で、なの花会の利用者として仕事をしている。施設長より勧められてこの文章を書いている。ここでは主に革細工の作成をするフロアにおり、革細工のほかにスタッフから指示された仕事をその都度している。 … 続きを読む

統合失調症と私

ペンネームレベルダウン

今、この仕事にはまってます(革細工)

はじめまして。作業所の利用者でペンネーム<レベルダウン>と申します。なの花会の就労継続B型作業所のことを、このブログの場を借りて書いてみたいと思います。とはいっても、私自身まだ利用者としては若輩者でこちらに来て日も浅いのです。
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アールブリュット -生(き)の芸術-

「人知れず表現し続ける者たち」(Eテレ・7月19日放送)というタイトルが気になって録画しておいたものを最近やっと見ました。精神障害を持つ日本のアーティスト達の特異な表現を追ったドキュメントです。

2017年秋にフランス・ナント市で開催された日本人のアールブリュット展(NHK Eテレ)

それらの作品は「アールブリュット=生(き)の芸術」というジャンルで呼ばれ、もとはスイスの精神科医療を受けている患者さんたちの描いた絵を、フランスの画家が注目したのがきっかけです。「伝統的な美術教育や権威、流行などに影響されず、自身の衝動のままに表現された造形芸術」といわれています。そんな定義が必ずしも定まっているというわけでもなく、日本では障害者によるアート作品というイメージが定着しているようです。 … 続きを読む

2020.7.11 南房総ひきこもり家族学習会を開催しました。

これまで、統合失調症などの精神障害者家族による家族会活動として、定期的に学習会を行ってきました。昨年に起きた引きこもりをめぐる事件を機に、これまでの家族会に、新たにひきこもり当事者家族にも参加を呼び掛ける形で、学習会を開催。今年1月からは、ひきこもり家族だけの家族会を立ち上げ、学習会を行ってきました。

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精神疾患とリテラシー

国立保健医療科学院 所蔵貴重書 – 貴重統計書「流行性感冒(1922)」挿絵

今年の初め「中国武漢市で発生した原因不明の肺炎…」と伝えられた時は、まだ他人ごとのようでした。それがひと月もすると、日本中のあらゆる活動が自粛という事態に。そして「世界の新型コロナウイルスの累計感染者数が1000万人を超え、死者は50万人を超えた」と、つい先日のニュースは報じていました。アメリカやブラジルなど欧米諸国では、感染の勢いはおさまる気配がない状態。

こんな事態にもかかわらず、アメリカではどうして感染予防のためのマスクをしない人が多いのか、ということが昼のワイドショー番組で話題になっていました。そもそも大統領自らがマスクをしようとしません。当初は、世界保健機関 (WHO)でさえ、「健康な人はマスクをする必要はない」「マスクに感染症予防の効果はない」と言っていたぐらいです。

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